2017年6月12日

「沙織さんを救う会」設立趣意書

勝田沙織さんは現在「拘束型心筋症」という病気で筑波大学附属病院に入院しています。

幼少期から小学生の頃はスポーツ、趣味などなんでも挑戦する活発な女の子でした。中学入学時の健康診断で心電図異常が見つかり、各種検査をしましたがその時は診断がつかず、強い運動は制限されながらも学校生活を楽しんでいました。しかしその後、年を追うごとに心不全症状により通常の生活をおくる事が難しくなってきました。

2011年には筑波大学附属病院にて心臓が硬くなってしまう難病「拘束型心筋症」であるとの確定診断を受けました。その後も、薬の治療や除細動器の植込みおよびその改良型へのアップグレードなどの治療を行ってきましたが、病状の進行は食い止めることが出来ませんでした。そして、昨年末、重度の心不全症状にて入院し、現在は強心薬の点滴を外すことができず、心不全により腫れた内臓によって日々苦しむ毎日を過ごしています。

「拘束型心筋症」は稀な難病の一つで、心臓の心室が硬くて広がらない状態となり、重度の心不全となり心臓移植以外に治療方法がありません。また、心臓移植を待機するための人工心臓の装着ができず早期の心臓移植が必要とされています。一般的には、心不全となると心臓は大きくなりますが「拘束型心筋症」では心臓はあまり大きくならず人工心臓の装着が困難とされています。

さらに沙織さんは5月に、不整脈からできた血栓が原因で心筋梗塞を発症し、状況が一段と悪化してしまいました。改めて早期の心臓移植以外の選択肢がないことが確認されました。しかし、国内ではドナーが少ないため4~5年の待機を要します。徐々に悪化している状況からは沙織さんはそれまで体力が持たないと医師から説明を受けております。

幸い、先生方のご尽力により、アメリカ カリフォルニア州 シーダーズ・サイナイ・メディカルセンターで受け入れていただくことが決定しました。しかし、アメリカでの心臓移植は健康保険などの医療費補助などはなく、全て自己負担となります。

医療費に加え、渡航費、滞在費等、その総費用は1億5,700万円にもなります。とても一般家庭で支払える金額ではありません。

そこで私たちは、沙織さんがアメリカでの心臓移植で、再び元気になって家族と一緒に暮らせるよう、希望の持てる明るい未来をプレゼントするために「沙織さんを救う会」を立ち上げ、募金活動を行うことにしました。

沙織さんの命を救うため、誠に勝手ではありますが、私たちは皆様のご厚意におすがりするしかありません。なにとぞ本会の趣旨をご理解いただき、皆様の温かいご支援、ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

「沙織さんを救う会」代表 竹内章夫